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ケーススタディ
事業承継後の中小産業機械メーカーにおける技術幹部世代交代のための機械設計技術部長（役員候補）招へいプロジェクト

ケーススタディ

事業承継後の中小産業機械メーカーにおける技術幹部世代交代のための機械設計技術部長（役員候補）招へいプロジェクト

お客様	産業機械メーカー
ポジション・プロジェクト	技術幹部
年収レベル	1,000万円、650万円
期間	1年1カ月

クライアントの課題

創業30年を数える産業装置メーカーであるクライアントは創業者から40代の若社長に代替わりを完了させていた。一方で、技術系の実務トップは定年退職する部長の後任がおらず、技術力・マネジメント力を備えた即戦力者の採用が急務であった。

実行プロセス

クライアントの求める要件は同社と全く同じ種類の産業機械の技術マネジメントの経験であった。対象企業はわずか20社未満に絞られたが、プロジェクト開始後すぐに過去のネットワーク・パテント・業界紙・オンライン上の記事・調査会社全ての手法を動員して候補を選定し、有効な候補を複数の面談機会を創出した。対象者の居住地が日本全国に散らばっていることもあり、移住のハードルが高く最終的に選考辞退が続くこととなった。そこで、次に産業機械を広くとらえ、同じ業界でなくとも、駆動する産業機械で技術要素が近しい製品の開発マネジメント経験があり、若き社長とポジティブに開発業務を進められる人物であれば推薦可能ということで要件を広げ、再度アプローチを仕切り直した。

結果

結果的に2名の採用が実現できた。上場前テックベンチャーの技術幹部人材を技術部長候補として招へいし、もう1名同地域同規模の産業機械メーカーのメカ設計管理職人材の獲得に成功した。若くバイタリティーあふれる社長に世代交代したために顧客からの引き合いが増えていた背景もあり、結果的に技術ある即戦力者を2名増員し、ビジネスチャンスを逃さない開発体制を構築することに貢献することができた。
なお、途中、大手半導体製造装置企業のプロダクトマネージャーを勤める人物への内定に至るも、ロケーションと年収面で折り合いがつかず辞退となった。クライアント社長が海外出張が忙しい中何度か面談の機会を作ってアプローチしていたためこの際のタイムロスもあって想定よりも期間の長いプロジェクトとなった。

担当コンサルタント

幡中　健人

幡中　健人Kento Hatanaka

2010年千葉大学法経学部法学科卒業後、新卒で日本製粉（現ニップン）へ入社し、中小企業の経営層相手に法人営業を行う。経営における人材の重要性を感じ、キャリアチェンジ。

2014年にインテリジェンス（現パーソルキャリア）に入社し、製造業顧客を担当する法人営業（RA）を担当。数名〜十数万名規模のグローバル企業まで幅広い企業をサポート。某大手製造業企業に対し単年100名の採用を支援した実績を持つ。

2018年より日清食品ホールディングスにてキャリア採用を担当。上級管理職層を含め研究開発・生産・営業・管理系など全職域にわたって300名弱の採用をリクルーターとして担当。

2022年9月、ジーニアスに参画。エージェント・人事の両面の経験と、コミット力を強みとしている。国際競争で優位に立ち、日本の産業界を押し上げていける企業のサポートをテーマとしている。
国家資格キャリアコンサルタント資格保持。

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