2022/11/30
職員全員が”20代と30代”。ユニークな支店を京都信用金庫がオープンさせました。金融機関の支店として極めて異例の年齢構成です。
滋賀県大津市に21日リニューアルオープンした京都信用金庫の膳所支店。 職員7人のうち20代が4人、30代が3人、支店長も30代です。極めて異例の年齢構成ですが、多くは社内の公募で選ばれたといいます。
にぎわいが失われつつある商店街の活性化など、地域のまちづくりに若手職員に中長期的にコミットしてもらうことが狙いだということです。 窓口の営業時間は一般的な午後3時までではなく、正午までとしています。これも職員が地域をまわる時間を確保しようという狙いです。 “U-30”の支店が、地域にどのような影響を及ぼすのか、注目が集まります。(MBSニュース 11月21日)
このニュースには言及されていないが、京都信用金庫膳所支店は11月21日から窓口の営業時間を従来の「9時~15時」を「9時~12時」に短縮する。同信用金庫の発表によると来店客の減少を踏まえた措置で、午後は来店が困難な客への訪問や、支店職員がコミュニティーマネージャーとして地元住民と地域内外の人が対話する機会を創出するという。
コミュニティーマネージャーの活動内容は発表されていないが、さまざまな地域課題を発掘して、信用金庫のネットワークを活用して解決すれば取引にもつながる。コミュニティーサービス提供体制を確立して、行政機関を代替するような機能の保有をめざし、そのトレーニングを兼ねて若手職員に担当させるのだろうか。
金融機関の立ち位置は中立性にあり、強みは営業圏域の各界にネットワークを築いていること。地域リーダーになり得る。若手職員がコミュニティー活動で成果を出せば、信用金庫の新たなビジネスモデルの創出も期待できる。
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