2021/11/18
レノボ・ジャパン合同会社(東京都千代田区)は、柔軟な人材確保による事業拡大を実現させるため、他の事業会社社員やシニア世代などから副業人材を募集する「レノボクロスワーカーズ」プログラムを開始し、専用の募集サイトをオープンした。 レノボでは、ダイバーシティ思想の一環として、バックグラウンドが異なる人材の活躍が企業の発展に欠かせないと考えている。また、コロナ禍により働き方に対する考え方が大きく変化し、時間や場所にとらわれず自分にあった働き方で能力を発揮したいと思う人も増えてきている。 そこで、優れたスキルを持つ外部の人材に柔軟に働いてもらえる枠組みとして、リモートワークを前提とした副業人材を募集するプログラムをスタートさせた。 当プログラムはフリーランスのようなプロはもちろん、給与所得者として他社に勤務している人(勤務先の同意が必要)、定年退職した人、出産や子育てで退職した人、地方で働く人と業務委託契約を結ぶ。(レノボ・ジャパン作成プレスリリースを要約 11月8日)
レノボの専用サイトを検索すると、募集職種は、新規企画プランナー、アドバイザー、ビジネスパートナー。 すでにプログラム開始に先立って、65歳以上で構成される秋田県のシニアeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」のメンバーと最初のクロスワーカーズ契約をスタートさせ、ゲーミングPCのマーケティング活動の企画立案、パートナーとのとりまとめ、ゲーミングイベントやソーシャル活動の実行と運営を委託する予定という。 副収入の確保もさることながら、リモートワークであるため、秋田に在住しながらグローバルのビジネスに参加できる。レノボにとっては外注スタッフの裾野を一気に拡大できる。 副業を解禁する企業が増える一方で、副業人材を公募する企業が登場しても、副業禁止を継続する企業は”我関せず”の方針を変えないのではないか。社員に対する支配欲求の強い企業は、世間の動向にかかわらず、副業を御法度とする就業規則に固執するだろう。
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