学生目線の企業レポート・クチコミ『ビジコミ』 掲載企業数が3500社を突破

採用マーケティング・プラットフォームを提供する学生就業支援センター（東京都港区）は2021年10月1日、同社が運営する学生向け就活支援サービス「インタツアー」掲載の企業クチコミ『ビジコミ』掲載企業数が3500社を突破したと発表した。
『ビジコミ』は、大学生が企業インタビューを行い、学生の目線からレポートした企業クチコミで、多面的で生きた企業情報を提供している。
インタツアーでできた『ビジコミ』は、テキスト・画像・動画等の形式で提供し、専用ページに加え、FACEBOOK、インスタグラム、ツイッター、LINEなど学生にとってより触れやすいSNSで定期的に発信している。
（学生就業支援センター作成プレスリリースを要約　10月12日）

　エンドユーザーの体験レポートで構成されたガイドブックの走りは『地球の歩き方』だろうか。観光業者が提供する情報にはPRが避けられないため、『地球の歩き方』はリアルな情報源としてロングセラーになった。
　昭和の時代から変わらないが、就職情報メディアに掲載される若手・中堅の取材記事は、取材に広報担当者や人事担当者が同席して、会社に都合の悪い発言をしないかどうかと目を光らせている。
当然、差し障りのない発言しかできないが、読者の多くも舞台裏を見抜いている。記事内容を真に受ける人は、ほとんどいないのではないか。
本来なら、複数の社員が実名で社内レポートを学生向けに出せばよいのだが、必ず広報担当者のチェックが入り、不都合な真実は削除されてしまう。その結果、薄っぺらな内容になってしまう。
こうした通弊を背景に『ビジコミ』は伸びたのだろうが、書かれる企業側は相応の緊張を強いられる。無礼な対応を重ねれば、学生からは振り向きもれない。