2020/05/04
スーパー大手の西友は24日、新型コロナウイルスの感染拡大で増加した業務の負担を軽くするため、店舗や物流施設で働く約3000人の緊急採用を実施していると発表した。
西友は多くの店舗で、24時間営業を続けており、利用客の増加で、陳列など通常業務の負担が拡大しているほか、消毒など感染防止のための業務も増えている。
また、すでに働いている3万3000人以上の従業員に対し、1人当たり最大1万5000円の特別支給金を支払う。総額3億5000万円となる。
(読売新聞オンライン 4月24日)
コンビニエンスストアとネット通販に押されて、スーパーは全般的に斜陽化していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、衣食住のセーフティーネットとして存在がクローズアップされている。
スーパー「アキダイ」(東京都練馬区)の秋葉弘道社長は、テレビ番組のインタビューに答えて「来店客の増加に従業員数が追いつかず、スーパー崩壊が起きてようとしている」と危機感をあらわにしていた。
テレビ番組でスーパーが取り上げられるときは、いつも秋葉氏が登場し、他のスーパーの状況が報道される機会は少ないが、アキダイだけが過酷な状況に置かれているわけではないだろう。実際、他のスーパーを訪問しても、来店客の増加を確認できる。
コロナショック収束後にスーパーの集客はどう変化するのか。大手スーパーはシミュレーションを立てているだろうが、デジタル化やデリバリー機能などの強化が進むだろう。
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