2018/12/26
「すかいらーくホールディングス」は、深刻な人手不足に対応するため、パートやアルバイトの従業員が希望すれば75歳まで働けるよう、制度を改めることを決めました。ファミリーレストラン最大手がさらなる雇用延長に踏み切ることで、働き手として高齢者を活用しようという動きが広がりそうです。
関係者によりますと、全国に「ガスト」や「ジョナサン」などおよそ3200店舗を展開する「すかいらーくホールディングス」は、年明けから雇用制度を改めます。
これまでは、パートやアルバイトの従業員は、希望すれば70歳まで働き続けることができましたが、来月1日以降は75歳までに引き上げます。
現在、65歳以上70歳未満の従業員はおよそ1000人いますが、70歳を超えても働きたいという要望も多いということで、会社としては、人手不足が深刻化する中、1人でも多くの働き手を確保したいねらいがあります。
一方、65歳以上の場合は、労働時間を週に20時間未満とするなど、健康面にも配慮するとしています。
(NHK 12月20日)
すでに飲食店は外国人を雇用しないと廻らなくなったが、細かい気配りや、メニューの説明などは高齢者のほうが適しているのではないか。
外国人が一生懸命に働いていると応援したくなるが、「牛肉の産地はどこか?」などメニューの説明などを求めると、途端にコミュニケーションが成立しなくなる。現状ではやむをえない。人手不足で店舗が閉鎖されるよりはマシであると割り切る以外にない。
一方、女性の高齢者には、家庭での来客対応経験がホール業務に反映され、マニュアルに拘束されない柔軟性を発揮する人をよく見かける。配膳の所作も手慣れている。当人が75歳までの就労を望んでいるのなら、雇用の継続は顧客にとってもプラスだろう。
夫婦で営んでいる飲食店なら70代の現役は珍しくない。飲食店で高齢従業員が働く風景には違和感がない。
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