2017/04/28
中小企業のほぼ半分が人材不足を感じていることが、政府が21日閣議決定した今年の中小企業白書で明らかになった。景気回復で中小企業の経営環境には明るさも戻っているが、人手不足で商機を生かせない懸念が高まっている。
白書では、専門性の高さなどから高度な業務を担う「中核人材」と、比較的定型的な業務を担う「労働人材」に分けて調べた。回答した約3千社のうち、中核人材については48・2%、労働人材は52・6%が「不足」とした。「過剰」と答えたのは、それぞれ1・5%、2・6%にとどまった。
(朝日新聞デジタル 4月21日)
人手不足が原因で売り上げ拡大にブレーキがかかってしまう事態は、何とも歯がゆいだろう。いかにして採用力を強化するか。
意欲的な学生が入社候補にリストアップする企業は、どの業種でもIT化が先行しているかどうか。つまり成長イメージを感じられるかどうかなのだ。中小企業でも“事業×IT”で、ベンチャー企業と呼ぶかどうかはともかく、成長イメージを形成できれば学生の興味をひきつけられる。
これは不人気業種である介護業界でも例外でない。さる3月にIPOを果たしたインターネットインフィニティはデイサービスをフランチャイズ展開しているが、事業コンセプトは「介護×IT」。IT活用による集客力は秀逸で、新卒採用にも苦労していないという。
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