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夏のボーナス伸び率半減―日経調べ

日本経済新聞社が13日まとめた2016年夏のボーナス調査(最終集計、7月4日現在)で、全産業の平均支給額は15年夏に比べて1.03%増の82万2272円だった。プラスは4年連続だが伸び率は15年夏(2.37%)の半分以下にとどまった。非製造業で人手確保に向けて待遇を改善する動きが強まり、15年夏の伸びを上回った。円高で業績が足踏みする製造業の伸びが大幅に鈍っている。
上場企業を中心に調査し、15年夏と比べられる624社の回答を集計した。全体の伸び率は5月22日に206社をまとめた中間集計(1・98%)を下回った。国内の景気に停滞感が広がる中、消費者の心理を萎縮させる可能性がある。
(日本経済新聞 7月14日)

この調査によると、ボーナス支給額が90万円を超えたのは多い順から

①不動産・住宅132万2318円(平均年齢35・9歳)
②自動車・部品102万1125円(39・1歳)
③精密機械98万6092円(38・3歳)
④情報・ソフト97万6218円(38・4歳)
⑤医薬品96万6926円(34・1歳)
⑥建設91万5876円(37・6歳)

企業別の上位5社は

①積水ハウス165万6000円(36・7歳)
②トヨタ自動車148万円(38・4歳)
③アルバック133万5133円(年齢非回答)
④セイコーエプソン130万2688円(41・2歳)
⑤大塚商会124万5555円(40・2歳)

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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