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地銀11行、女性行員を配偶者の転勤先の地銀で雇用

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女性行員の活躍を後押ししようと、複数の地方銀行が11月の発足に向けて準備を進めている「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会(仮称)」に、全国の地銀64行が参加する見通しとなったことが23日、分かった。配偶者の転勤で退職せざるを得ない行員を、転居先の別の地銀に紹介する人材バンクの創設も検討する方向だ。
地銀頭取の会は、千葉銀行(千葉市)、常陽銀行(水戸市)、東邦銀行(福島市)、みちのく銀行(青森市)の4行の頭取が発起人となり、他の地銀に参加を呼び掛けていた。全国地方銀行協会に加盟する64行全ての参加が固まったことで、女性の幹部登用や、仕事と子育ての両立支援などをめぐり全国レベルで連携が進みそうだ。(時事通信 10月23日)

地方銀行のように営業エリアの異なる同士なら、こうした取り組みを推進できるだろう。
全国地方銀行協会加盟の64行すべてが参加するとなれば、多くの成功モデルが早期に誕生することを期待できる。

人手不足の地場産業にとってはありがたい仕組みだが、地銀協のように業界団体が仲介機能を確立できければ何も進まない。ハローワークが本格的に関わればよいのだが、公的機関よりも、民間の人材紹介サービス会社のほうが機動力を発揮しそうだ。

いずれ妻の転勤にともなって、夫がその転居先の地域に職を求めるケースも出てくるに違いない。職場も家庭も、軸足の置き方がどんどん変わってゆく。

小野 貴史

著者情報:
小野 貴史

1959年茨城県生まれ。立教大学法学部卒業。経営専門誌編集長、(社)生活文化総合研究所理事などを経て小野アソシエイツ代表。25年以上にわたって中小・ベンチャー企業を中心に5000人を超える経営者の取材を続けている。著書「経営者5千人をインタビューしてわかった成功する会社の新原則」。分担執筆「M&A革命」「医療安全のリーダーシップ論」

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