2018/05/01
日本経済新聞社と就職情報サイトのマイナビ(東京・千代田)は23日、共同で2019年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査をまとめた。人気ランキングの首位企業は文系が2年連続で全日本空輸、理系も2年連続でソニーだった。採用を大幅に抑制するメガバンクは上位10位圏内から外れた。
人気ランキングの上位は航空や食品など知名度が高い企業が並んだ。学生が消費者として身近に接しており、人気に結びついたとみられる。
文系男女の総合順位は上位10社のうち、航空や損保など7社が前年と同じ顔ぶれだった。全日本空輸は2年連続で首位、日本航空は前年3位から2位になった。(日本経済新聞 4月24日)
日本経済新聞社とマイナビが実施した就職人気企業ランキング調査によると、マスコミ(放送・新聞・出版・高億・芸能)は1位から順にソニーミュージックグループ、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、講談社、電通、KADOKAWA、エイベックス、集英社と続き、テレビ局では9位に日本放送協会がランクされ、新聞社は10位以内にランクされなかった。
メディアへの就職を希望する学生は、報道よりもエンタテインメントを志向しているのだろうか。すでにニュースは新聞よりもネットで入手する時代に移行したことも、新聞社の人気を奪っているのだろう。しかも情報源の意図を汲んだ報道が散見され、その意図が透けて見えてしまう。
いまもなお新聞を“社会の木鐸”と見なす人もいなくはないが、昔日の感は否めず、他の業種に人気が移ってしまうのもやむをえない。
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