ライターやウェブデザイナーなど個人で活躍する「フリーランス」の6割が仕事に満足する一方、収入に不安も抱えている――。2015年版小規模企業白書でこんな実態が明らかになった。
フリーランスは企業や組織に所属せずに経験や技能を生かした仕事に就いた人を指す。政府が白書で取り上げたのは初めてだ。白書によると、フリーランスになった人の過半数が元は中小企業の役員や正社員。40~50代が多い。「仕事の自由度や裁量の高さ」「生活との両立」など6割超が満足しているという。ただ社会的評価や収入に満足している人は2割以下。年金などの社会保障や健康状態を気にする人も目立った。
(日本経済新聞 5月5日)
ある内科医によると、40歳以上になると便秘を罹病する男性患者が一気に増え、男女割合はほぼ半々になるという。
「男性の患者さんの場合、便秘の原因はほとんどがストレスで、ストレスの原因は職場の人間関係ですね」。
ならばフリーランサーの便秘患者は少ないのだろうか。
「その通り、少ないですよ。フリーランサーは独立した途端に人間関係から解放されるので、ストレスが激減するのです」。
フリーランサーには上司も部下もいないし、これは状況にもよるだろうが、ソリの合わない取引相手とは距離を置くこともできる。目標管理制度やPDCAに神経をすり減らすこともない。職場に特有のストレスから解放されるが、収入の保証はどこにもない。
勤め人とフリーランサーはどちらがよいか。結局は一長一短である。
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