2020/06/23
人事院は12日、2020年度の国家公務員採用試験について、一般職(大卒程度)の応募者が前年度比4.6%減の2万8521人だったと発表した。
4年連続の減少で、技術系の人材が民間に流れたのが影響したとみられる。
女性の応募者は1万1035人で、全体の38.7%を占めた。前年度より応募者数は減ったものの、女性の割合は過去最高を更新した。
一方、専門職(大卒程度)の応募者は財務専門官が5.6%減の2796人、食品衛生監視員が17.8%減の351人など軒並み減少した。
(時事通信 6月12日)
国家国民に尽くしたいという志を抱いて入省しても、やがてパワーゲームに嫌気がさして、定年までの安定した給与や定年後の厚遇を捨てて退職する――そんなケースが少なくないという。
国家公務員の仕事が公けになる機会のひとつに、野党合同ヒヤリングがある。
テレビ報道される野党合同ヒヤリングは、テレビ映りを意識した野党議員のエキセントリックな口調にはゲンナリするが、関係省庁の幹部職員にも(優先すべきは事実解明よりも政権擁護)という姿勢があからさまで、毅然としていない。エリートの矜持は微塵も見られず、いかにも哀れである。
政権を支えるのが国家公務員の役割ともいえるが、これだけ政権への忖度が立て続くと、国家公務員を選択肢に入れた学生も、さすがに興醒めしてしまうのではないか。
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