DeNAの次期球団オーナーに、同社創業者の南場智子氏(52)=本社取締役=が就任する見通しとなったことが16日、分かった。就任が正式に決定すれば、今年80周年を迎えた日本プロ野球で初の女性オーナー誕生となる。現オーナーの春田真氏(45)=本社取締役会長=は、今季限りで退任する意向を固めている。球団人事はシーズン終了後、正式に発表される。
南場氏はDeNAの創業者で、政府有識者会議の委員などを歴任。IT界を代表する、カリスマ経営者として知られる。創業から社長を務め、2005年の上場後、7期連続で増収増益を果たすなど手腕を発揮してきた。(スポーツ報知 9月17日)
プロ野球界に女性オーナーが誕生したことで、それだけでは、いきなり何がどう変わるというわけではないだろう。安倍政権は女性活用政策を象徴する事案としてアピールするだろうが、就任の話題だけでは賞味期限が切れてしまう。
しかし、南場氏がメディアにどんどん登場して、プロスポーツ興行界の旧弊を打ち破るようなメッセージを発信すればおもしろくなる。かりに12球団の3分の1が女性オーナーに代われば、ドラフト制度やFA制度などが一変するかもしれない。
このような事案は潮目が変わると、一気に増えはじめるものだ。プロ野球選手会が女性コミッショナーの誕生をどう受け止めるかは分からないが、基本的には歓迎だろう。
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