2016/03/16
リース大手の三井住友ファイナンス&リースは2015年度から若手総合社員向けの研修制度を刷新した。業務の多角化などで求める能力が広がったためだ。年次に基づく画一的な研修を見直し、単位制を導入。各自にも地点を与え、社員が進みたいキャリアに応じて研修を自由に選べる仕組みに変えた。
(中略)
コニカミノルタは「業界トップクラスの人材」育成を目指し、多様な研修メニューを用意する。特徴的なのが自社の専門技術などを学べるコニカミノルタカレッジ。全96コースで講師は社内の技術者。教えることで講師のスキルアップ狙う。
(日本経済新聞 3/月8日)
定年が65歳まで伸び、やがて70歳まで伸びることを見据えると、40代でキャリアのイノベーションを図ることが現実的だ。そのためのセカンドキャリア研修は、パフォーマンスが下り坂に入る50代に突入する前がよい。目安は40歳だろう。
従来のセカンドキャリア研修は出向、転籍、希望退職をゴールとする嫌らしい動機だった。だが40歳から新たなキャリアをスタートできれば、本人は惰性の日々を送らずにすみ、企業にとっても、コストパフォーマンスに見合うようになる。
次の見直しは60歳で、生涯現役を志向するなら、それを可能にするキャリアに移行すればよい。職業人生を20年刻みで三毛作に切り替えれば、少しはマンネリ化を軽減できるかもしれない。
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