2016/02/11
JA常陸(茨城県常陸太田市山下町)は、昨年12月の支店忘年会で女性職員にセクハラ発言をしたとして、笠間市議を務める男性管理職(47)を諭旨解雇の懲戒処分にした。1月22日付。
JA常陸によると、忘年会には男性ら職員27人が出席。男性が女性職員に対し、服を脱ぐように求めたり、性的な発言を繰り返したりした。別の男性職員4人も同調するような振る舞いをしたという。
JA常陸は女性からの訴えを受け、関係者から聞き取り調査を行い、事実を確認。男性は普段から問題発言があったことも加味して、処分内容を決めた。
また、はやし立てた職員4人や、注意せずに見過ごした管理職4人の計8人を降格や降職の処分にした。
(毎日新聞 2月3日)
こうした出来事がいっこうに解消しないのなら、酒席を設ける前には、禁止事項を配布するなどセクハラ対策を講じなければならないのかもしれない。通勤時間帯の女性専用車両のように、歓送迎会や忘年会、新年会、打ち上げなどを、セクハラ対策として男子会と女子会を分けて開く職場が現われても笑えまい。
降格や降職の処分を受けたJA常陸の8人は、酒席での行動で立場を失った。酒席での行動はリスクマネジメントの対象である。職場での啓発では、過ちは立場を奪い、職業人生を狂わせるという現実をリアルに教え込む必要がある。
JA常陸を諭旨解雇された笠間市議は引き続き市議の職をつづけるらしいが、議会では辞任を迫られ、市民団体なども辞任を要求するだろう。
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