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Q.サラリーマンとして働く上で正義感は不要でしょうか。

Q.サラリーマンとして働く上で正義感は不要でしょうか。今任せてもらってる仕事が会社の収益として大事なのは理解しているのですが、どうしても自分の心情的に許せない面があります。この場合どう対処すべきなのでしょうか?

正義感というのは人によって水準が異なるので、必要ではあるものの、過剰であることは逆に不利益が多いと感じます。
まず、違法行為がなければ商売で金儲けをしてしっかり経済を回すことは、根本的に正しい行いです。その際に中長期で顧客は喜ぶのか?という視点が必須となります。

何等か他人様にご迷惑をおかけする商売というのは長続きしません。製造業の品質不正、金融業のフロントランナー、不動産建設業の違法建築、何れも法律なのか規制なのか、何等かに抵触し、一時違法に儲かっても最終的には破綻します。
どうしても自分の心情的に許せない面というのが、この違法性に基づくものであれば、これを改めることが中長期の会社の発展に繋がります。ただ他方で過度で不必要なコンプラ意識は生産性を下げるだけなので不要なものだと考えた方がいいです。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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