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3ヶ月で1件の成約に至るマッチングができなかった「赤字インターン生」が 1ヶ月で2件の成約に至るマッチングができるようになって学んだ「タイミングの重要性」

3ヶ月で1件の成約に至るマッチングができなかった「赤字インターン生」が 1ヶ月で2件の成約に至るマッチングができるようになって学んだ「タイミングの重要性」
佐藤優一

ヘッドハンティング会社ジーニアスのインターンが始まってから早いことに約4ヶ月が過ぎました。

5月から7月までの3ヶ月間は会社に1円の利益も出さない(けれども給料はしっかり頂く)「赤字インターン生(笑)」でした。

しかし、8月は2件の成約に至るマッチングをすることができ、晴れて「黒字インターン生」になれました。

今回は案件の共有ミーティングから成約に至るまでの過程を書き、私がインターンで学んだことをお伝えしようと思います。

大手インターネット専業銀行中堅幹部候補を探せ

7月中旬、インターンに入ってから約2ヶ月、毎日のように朝から晩までマッチングをしているにも関わらず、自分がマッチングしたキャンデイデートの成約は1件も決まりませんでした。

成果が出ない現状に焦りを感じている中、アシスタントをさせて頂いている福田さんとのミーティングがありました。

福田さん大手インターネット専業銀行は今後の事業拡大にあたって、優秀な中堅クラスの人材が欠かせない。そこで、ジーニアスから中堅幹部候補を複数名紹介したい。

既存の案件に加えて、大手ネット専業銀行の中堅幹部候補案件の担当となりました。

「今回こそ成果が出さなければ!」と思いながら、私は大手インターネット専業銀行の案件に望みました。

インターネット専業銀行は通常の銀行とは異なり、実店舗を持たずに、インターネットや電話などの通信機器を仲介して、預金やローンなどの取引を行う銀行です。

人件費や店舗の運営コストがかからない為に、金利も高く、手数料も安いことが多いと言われています。

今回担当のインターネット専業大手銀行は業界の中でも大きなシェアを占めており、通常の預金サービスの他、住宅ローン、外貨預金、目的別ローンなどを提供しています。

今後の事業拡大にあたり複数ポジションにおいて、優秀な中堅幹部クラスの人材が欠かせないとの判断から候補者の方を探すことになりました。

会社の魅力を伝えるにあたっては、少数精鋭で効率性が高いこと、数あるインターネット専業銀行の中でも、常に最先端のサービスを提供していることを魅力として打ち出しました。スカウトメールを作成し、候補者の方に打診しました。

スカウトメールを送ってみた結果…

今回のリサーチ・マッチング活動においては各種転職媒体「リクナビDODA日経キャリアEキャリア」を活用しました。

今回は金融機関の案件でしたので、全業種において登録者が多いリクナビと、金融機関で勤務している登録者が多い日経キャリアを重点的に利用して、候補者をリサーチしました。

上記転職媒体を利用するにあたって、以下のような条件をかけて候補者探しをしました。

  1. メガバンクや地銀等の金融機関において勤務経験があること
  2. マーケティングや内部監査等今回募集のある特定の専門的な分野において、経験があること

私がアシスタントをさせて頂いている福田さんとアシスタントの私が約3ヶ月間リクナビを使って、マッチングをした結果は以下のようになりました。

オファー送信数 671名
エントリー数 37名
有効返信率 5.51%

37名のエントリーの内、複数人が成約しました。
そして、その内の2名は私がオファーを送信した方です。
今回は2名の内の1名であるAさん(仮名)のエピソードを共有させて頂きます。

伝統的な金融機関から先進的なインターネット専業銀行へ転職

Aさんは6月の中旬に一度オファーさせて頂きました。
しかし、Aさんは当時、某金融機関で活躍されていて、オファーには返信がありませんでした。

7月の上旬に再度オファーさせて頂いた所、オファーを出して即座に返信がありました。オファーを出したその日の夜に、私の上司でジーニアスのディレクターの福田さんと面談を行いました。

Aさんは6月まで、某金融機関のとある部署で活躍されていました。4年前に親会社のホールディングスの同一部署に出向となりました。出向が終わり、今年の6月に某金融機関に戻ることになりました。しかし、某金融機関の古い体質に納得が出来ず、Aさんは退職をして転職することを決意しました。

Aさんは退職の際に、他の金融機関からもオファーを頂いていたものの、職務内容や給料等の処遇面で折り合いがついていませんでした。そのような時、ジーニアスが打診した2度目のスカウトメールが届きました。インターネット専業銀行は処遇面も良く、将来性を感じた為転職をすることを決意したそうです。

面談後、大手インターネット専業銀行にAさんを推薦させて頂きました。
推薦後は2回の選考がありましたが無事通過され、その後入社されました。

2件の成約に至るマッチングができるようになって学んだこと

ジーニアスのインターンに入ってから4ヶ月、リサーチやマッチングを行いました。
インターンを初めてからの3ヶ月間、マッチングにおいてほとんど成果を上げることがあげることができず、会社の利益に全く貢献できていませんでした。当時は三上さんからインターン初のクビを宣告されるのではないかと焦っておりましたが、3ヶ月目にして2人の成約につながるマッチングができホッとしています。

候補者の方にオファーを出しても、エントリーの返信があるのは通常1~2%程度と返信率はかなり低いのが現状です。また、面談をしても最終的に入社されるのはエントリー返信者中の20~30%程度であり、人材紹介の難しさを感じました。

また、成約が取れた2名のマッチングは2度目に送ったオファーレターの返信からでした。今回の案件では1度オファーを打診して返信がなかった方でも、タイミングがよければ返信があるという「オファーレターを打診するタイミングの重要性」について学びました。

今後は大手求人媒体を使ったマッチングだけではなく、ヘッドハンティングのスカウトにも挑戦していこうと思います。

佐藤優一

佐藤優一

著者情報:
佐藤優一

慶應義塾大学インターン2期生。在学中に3回の個人事業の立ち上げと2回の留年を経験。個人事業の内容として1:iPhoneアプリを活用したもの、2:海外旅行代理店、3:ソーシャルメディアマーケティングを立ち上げるが、軌道に乗らずに就職を決意。就職先は人材紹介業の会社になるため、ジーニアスにて、幅広い業界の知識とリサーチ能力を習得中。

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