2013/02/27
今年から高齢者雇用安定法の改正に伴い、65歳までの雇用延長もしくは定年延長が義務付けられました。ただ、いったい人間はいくつまで健康に働き続けることが出来るのだろうか?という疑問を持った人も多いのではないかと思います。
そこで、皆さんは健康寿命という言葉を知っていますか?
Wikipediaで「健康寿命」を調べると、以下の意味が確認できます。
健康寿命(けんこうじゅみょう)(英: Health expectancy, Healthy life expectancy) とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。WHOが2000年にこの言葉を公表した。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になる。
そこで更にググってみると、浜松医科大学健康社会医学講座でたいへん豊富な資料が確認できました。
男性 | 女性 | |||||
平成年 | 日常生活に制限のない期間の平均(年) | 日常生活に制限のある期間の平均(年) | 平均寿命 (年) |
日常生活に制限のない期間の平均(年) | 日常生活に制限のある期間の平均(年) | 平均寿命 (年) |
13 | 69.40 | 8.67 | 78.07 | 72.65 | 12.28 | 84.93 |
16 | 69.47 | 9.17 | 78.64 | 72.69 | 12.90 | 85.59 |
19 | 70.33 | 8.86 | 79.19 | 73.36 | 12.63 | 85.99 |
22 | 70.42 | 9.22 | 79.64 | 73.62 | 12.77 | 86.39 |
なるほど、男性は70.42歳、女性は73.62歳まで元気に働けるようです。もちろん個人差はあると思いますが、70歳までは男女ともに労働者として機能することが確認できました。
今後は60歳以上の労働者については、どのように人事的に処遇したら良いか?、どのような職種で活用するのか?、そもそも60歳以前からの制度をどのように設計したらよいか?、など色々なテーマが出てくると思います。
今後はクライアント企業の定年前後の取組についても、いくつかご紹介したいと考えています。
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