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ヘッドハンティング会社でインターンするってどういうこと?

現在ジーニアスでは学生インターンを募集しています。既に2月半ばから私の後輩の健太君が頑張ってくれていますが、できればもう1名受入を行いたいと考えています。

さて、そこで今日のテーマは「ヘッドハンティング会社でインターンするってどういうこと?」です。基本的にはヘッドハンティング会社というのは広義にはサービス業、その中でもコンサルティングと人材紹介の中間地点にある会社です。最終的には転職を斡旋することが多いので、このビジネスに関与している人は、ほとんどがある程度以上のキャリアがあり、自ら転職を経験している人です。そのためこのインターンは「決して当社で採用すること」はありませんし、その目的もありません。

そもそもヘッドハンティング会社の業務というのがあまり知られていないのですが、簡単に説明すると3つの業務に分かれます。①コンサルティング(お客様の経営課題に即した人事・組織戦略や獲得すべき人材要件を定める)、②リサーチ(要件に合致した人材をリストアップする)、③スカウト(皆さんのイメージするヘッドハンティング)です。このうち①コンサルティング、③スカウトはある一定水準以上の業界や職務、または組織マネジメントの考え方を理解して、相対するターゲットと丁々発止でコミュニケーションできないとお話にならないのですが、②リサーチは必ずしもお客様や候補者の方との接点がなくてもできる業務です。今回当社でインターンの方に担当頂くのは、まさに②リサーチを中心とした業務となります。

②リサーチの業務がインターンの学生にとってどのような効果をもたらすかというと、、、まず、業界、職種、個別企業に関する広範囲な知識を得ることが可能です。次に「採用」というものが企業内でどのようなプロセスで誰が決めているのかが分かります。これらは学生にとって最も知ることが難しい、イメージしにくい価値ある情報です。

私は、学生一人一人が、業界や企業、職種やその機能・役割を理解することで、社会人として一体何をしたいのかをしっかりと考え、その上で自分の希望する就職先を決めるという、”当たり前といえば当たり前”のことを実現できたらと考えています。

おいおいステマかよ!と思われるかもしれませんが、このような考え方のインターンって面白そうだなー、と考える学生の皆さん、是非こちらからエントリーしてください。少々不思議な設問があります。

 

そして最後に、このアイデアを実現するきっかけを作ってくれた、サークルの先輩の剛太さんに感謝の気持ちをつたえたいです。先輩どうもありがとうございます。

三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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