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横浜が待機児童ゼロ、千代田区の教育予算の充実

私ごとですが、一昨日入籍いたしました!!!
結婚に至るまでの諸々のロマンスはここでは割愛いたしますが、もう3年も半蔵門に暮らしているのに全く縁のなかった千代田区役所に行きました。
役所では戸籍を作ったり、住民票を移したりと何だか色々と忙しかったのですが、事務手続き多いので意外と待ち時間が多く、iPadでグーグルニュース見たり、区役所の方がくれた「千代田区」の資料をパラパラ読んだりしていました。

写真今日のテーマは「横浜が待機児童ゼロ、千代田区の教育予算の充実」です。
昨日のニュースや本日の朝刊などでも報道されていましたが、横浜市が待機児童ゼロを達成しました。

待機児童:横浜市、ゼロ 「来年はさらに対策」 市長、市の力結集を自賛(毎日)
横浜市で保育所に入居できず空き待ちをしている「待機児童」が4月1日時点でゼロになった。一方で保育所への入所申込者数は前年より3111人増え、20日に記者会見した林文子市長は「来年はもっと増えてくるので対策をとらないと」と気を引き締めた。

横浜市は林文子市長の大号令により150億円に上る待機児童ゼロに向けた予算が組まれ、認可保育所を増やすだけではなく、市が独自基準で認定して補助金を出す認可外施設「横浜保育室」、NPOなどがマンションの一室を利用して小規模保育をする「家庭的保育事業」などの利用など、できることは全て総動員して「待機児童ゼロ」を実現しています。

今後高齢化と人口減少により自治体の人口獲得が自治体存続の生命線となります。そういった点では、子育て世代の市民獲得という中期目標において横浜市は非常にポジティブなPRもできたはずです。

さて、これから僕が住民票を移して暮らし始める千代田区ってどんなところなのでしょうか?
千代田区の主要データは以下の通りです。

面積 11.64km²
人口 47115人
0-6歳人口 2942人
7-15歳人口 3438人
世帯数 25,560世帯
昼間人口 819,247人
法人数 35566社
歳入総額 55,826,340円
歳出総額 53,200,113円
差引額 2,626,227円
実質公債費比率 3%
積立金現在高 75,178,464,458円
子ども・教育予算 6,813,464,000円
待機児童数 ゼロ

写真まず僕が驚いたのは人口と法人数があまり変わらないこと、そうか・・・市民様からの税金というより法人様の税金で成り立っているようです。
次に昼間人口が実際に暮らす区民の17.3倍もいることです。確かに土日に閑散としている半蔵門を歩いていると、平日の込み合った朝と比べると人の数は20分の1かしら、などと考えてしまいます。

横浜で話題になった待機児童についてはそもそも0-6歳人口が3000人に満たないために、待機児童は当然のごとくゼロ、一つの保育園の同級生の数は10-20人程度のようで、まぁほぼ100%希望すると入園できるようです。
更に驚いたのは区の子ども・教育予算、なんと68億円!!
これは千代田区の0-15歳人口が6380人しかいないことを考えると、毎年子ども1人に106万7641円を投資していることになります。
これが15年継続すると子どもが中学校を卒業しますので、それまでに約1600万円を区が出してくれることになります。

まぁ、全額を手当で貰えるわけではないのですが、日本では高校卒業まで公教育を行うと養育費に1700万円程度必要と言われているので、千代田区って破格の待遇じゃん!凄いな!と思ってしまう訳です。
なお、僕が元々住民だった大田区は子ども・教育予算は213億円ですが、子供が78000人もいるので、1人あたり27万円程度となります。
これまでの設備投資費用や私立学校の存在を差し引いているので単純比較できる問題ではありませんが、でも千代田区イケてるじゃん、と考えてしまいました。

なお、僕の奥さんになった人は、素晴らしく近代的な千代田区役所と主要施設の欄に驚いていました。
警察:警視庁、消防:東京消防庁、公園・遊戯施設:北の丸公園、千鳥ヶ淵公園、図書館:国会図書館、、、これだけ見ても何だか凄い街です。
そうか、やっぱり、「やんごとなき人々」と「永田町の先生方」が近くにいるおかげで、色々と恩恵を受けているという側面はあるかもしれませんね。

三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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