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Q.もし三上さんが今の時期に新しくエージェントとして開業するとしたら、どのような特徴を持ったエージェントとして開業しますか?

今からエージェントとして開業することを考えた際、プレイヤーが多く、ドレッドオーシャンのため、業界や職種など特化をして差別化をすることが必要ではないかと考えています。しかし、尖りすぎるとマーケットが小さく売り上げが立ちにくい懸念もあります。

もし三上さんが今の時期に新しくエージェントとして開業するとしたら、どのような特徴を持ったエージェントとして開業しますか。特徴を持たず、BANK系で働き、そこのクライアントと付き合いを継続して生き残る方法もあるかなと思ったりしています。

現在日本には3万社以上の登録事業者が存在していますが、個人事業主的な法人も数多く含まれているので、実態としては3000社程度が人材紹介事業者としてそれなりに商売しているものと考えています。その多くの企業が概ね1人当たり生産性は2000万円程度と思います。

まず、貴殿が新しく挑戦するのであれば、この生産性を大きく上回るパフォーマンスを個人として残せるのかどうか?が焦点だと思います。業種や職種はあまり関係ありません。大手は分業が多いために個人完結せずになかなか生産性を図ることが難しいです。他方で中小人材紹介会社だと3000万円程度でも、まぁそれなりにやっていますね、という評価になり、向上心が芽生えにくいと思います。

独立開業されるのであれば1人で1億円程度できるようになっておきたいところですね。1億できると何らかのインダストリーの専門性は必然的に高くなります。なお、クライアントがあっても、デリバリーができないと商売は完結しません。コンチ型で取り組まれるのであれば、強いデリバリー能力の方が重要だと私は考えています。

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三上 俊輔

著者情報:
三上 俊輔

2006年、早稲田大学法学部(専攻労働法)を卒業後、独立系エグゼクティブサーチ会社であるサーチファーム・ジャパン株式会社に入社。柔硬幅広い業界の部門長クラス以上の経営者獲得、スペシャリスト(エンジニア、会計士など)採用を実現。 2011年、サーチファーム・ジャパンより組織戦略及び技術コンサルティング事業を分社化し、ジーニアス設立、代表取締役就任。 理論と実践のギャップを埋め、健全なる雇用環境の発展に微力ながら貢献すべく、スカウトその他様々なプロジェクトを戦略的に遂行している。

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