2013/08/19
こんにちは!朝から猛省中の稲畠です。
キャンプは怪我人も事故もなく無事に終わり、富士の麓から東京に帰ってきました。
雨上がりに立派な虹も見えました。
サッカーをやっている影響でただでさえ地黒なのにもっとこんがりと焼けて帰ってきました。
これからサッカーサークルの引退合宿があるのでさらに焼けると思うと少し憂鬱です(笑)
さて前回少し書いた通信会社3キャリア(KDDI、ソフトバンク、ドコモ)の業界分析について詳しく書きたいと思います。
今回の業界分析は直近3年間の売上、営業利益、事業内容を決算短信から抽出し、過去3年の売上評価、利益評価の変化要因、既存事業概要、新規事業についてまとめました。
その中で簡単に業績の推移と事業内容の2点について書こうと思います!
まず第一に業績ですが、KDDI、ソフトバンク、ドコモは3社ともに売上自体は伸びています。しかし営業利益の点でドコモは△4.3%(平成25年3月期 前年比)となっており落ち込んでいることが分かりました。この要因の一つとして挙げられるのは番号ポータビリティ‐MNP (Mobile Number Portability)によるユーザーの転出が挙げられます。
ドコモは他の2社と異なり、日本で驚異的なシェアを誇るiPhone(アップル社)の発売がされていません。
(※つい先日NTTグループのNTTレゾナントがSIMフリーのiPhoneを導入。ドコモの回線を利用するが電話は使えずデータ通信専用モデル。)
そのため他2キャリアにユーザーが流出しているという現状があります。
「だったらドコモがiPhoneを販売すればいいじゃないか!」という人もいると思います。
ところがどっこい、ドコモは設立当初から民間企業ですが、親会社であるNTTの前身が国営の日本電信電話公社だったことを受け、国内産業を保護する風潮があると言われています。逆に言えば、ドコモが国内スマートフォン産業の最後の砦と言えます。
第二に事業内容について見ていきます。
iPhoneを武器に前進を続けるKDDIとソフトバンク、そしてiPhoneに頼らず自社コンテンツで戦う姿勢を見せるドコモ。
この3社の事業内容は
KDDI・・・移動通信・固定通信の両方を併せ持つ、総合通信事業者としての立場を強調。
ソフトバンク・・・移動通信・固定通信のみならずインターネット関連事業など多方面で事業展開。
ドコモ・・・携帯電話事業を中心に少しだけ他事業を展開。
となっています。
端的にドラゴンクエストに各社の事業展開を例えると、
ソフトバンクは「ガンガンいこうぜ」と攻撃的に、
KDDIとドコモは「いのちをだいじに」と保守的なイメージを見せています。
現にソフトバンクは2013年7月10日米国の第3位の携帯電話事業者のスプリント買収し、勢いをつけています。
業界分析を終えて、「こんなにも各社に違いがあるなんて!」と驚きました。
実際、生活の中でこの3社に触れる機会と言えばCMか携帯電話自体なもので情報源としては微々たるものなのだと実感しました。。。
3キャリアともに事業形態は異なりますが、各社ともにこれから数年はまだまだスマートフォン技術は進歩していくと思われるので楽しみにしていましょう!
個人的には9月に発表されるのではないか?と言われているiPhone5Sの動向とともに、ドコモがiPhoneに手を出すのかが気になるところです。
今回は長々と書きました!また機会があれば業界分析をやってみたいと思っています!
それでは!!
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