2016/02/25
平均年齢は過去最高、性別・年代を問わず転職のチャンスが広がる 「転職成功者の年齢調査 ―インテリジェンス― 」
2015年下半期の転職者の平均年齢は32.1歳で、2007年下半期に調査を開始して以来、過去8年間で最も高い年齢となりました。若手女性の転職者の割合が伸びたことで5年ぶりにマイナスへと転じた前回調査(2015年上半期)から一転し、今回の平均年齢は前回比プラス0.3歳と、上昇トレンドへと数字を戻しています。さらに、男性の平均年齢は前回比プラス0.2歳の32.7歳で、女性は前回比プラス0.3歳の29.6歳となっており、全体の結果に加えて、今回は男性・女性の平均年齢についても、ともに過去最高値を更新しています。
平均年齢40代半ばの我が国においては、それはそうだろう・・・という調査結果です。インテリジェンスの取り扱う求職者層の平均年齢は若いために、統計データでは40代以上はひとくくりになっていますが、3年以内に本件のような紹介会社発信の求職者調査情報も40代、50代、60代といったセグメントに細分化されるような気がしています。
当社では第二新卒、または若手大量採用という案件はこれまでもほとんど対応してきませんでした。これは単に当社のフィー体系に対して費用対効果が合わないこと、若手であっても幹部人材の採用以外はクライアントフォーカスから外していたことが要因です。
加えて、年齢不問で実力と経験で人材採用するクライアントが既にそれなりのボリュームで存在し、若手にフォーカスせざるを得ない企業との取引拡大を急がなくても良かった、という背景がある様に感じています。
自分よりも若い人しかハンドリングできない未熟なマネージメントの会社、人件費を安く抑えたい会社、労働時間で勝負するようなビジネスモデルの会社、この辺が若手のみを積極的に採用したい、またはやたらと年齢にこだわる会社と考えています。
ちなみに若手が取れない会社というのは、中堅、シニアにとっても魅力的とは言えない会社が多く、採れない、採れないと嘆く前に、まずは自社を顧みるべきと思います。ちゃんと採れないにも理由があります。
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