ジーニアスでは、高齢化社会における労働市場の弾力的活用を推進しています。
シニア世代(RAMP)の定年退職後にこれまで培ってきたスキル・経験を活かしてフリーランス、専門コンサルタントとして個人事業を営まれている方が多くいらっしゃいます。このように、高度に専門的なスキルや経験を活かして活躍される人材を活用し、
お客様の経営課題を解決するための「アウトソーシング」サービス、「人材紹介」サービスを提案いたします。
早期退職を含む定年退職後、公的年金受給前の世代をRAMP(Retirement Age to Miss Pension)といいます。
RAMPは通常、60歳定年を迎えてから65歳年金受給開始までの世代のことを意味しますが、早期退職パターンを含めると55歳前後まで若年化します。
再就職先が見つからない場合には、65歳の年金受給開始まで所得がなく、これまでの蓄えを取り崩して生活していくことを余儀なくされる可能性があります。また今後年金支給年齢が70歳、75歳に引き上げられると、更にその期間は長くなり、蓄えの少ない人は生活保護を申請せざるを得なくなるかもしれません。
2015年65歳以上の高齢者人口は3384万人。その一方で65歳以上の就労率は30%以下の水準を推移しています。
一方で、高齢者の就業に対する意向については、65歳以降も働き続けたい人は全体では40%以上、定年まで勤め上げた人は60%近く存在します。働く意欲はあっても労働市場が機能しておらず、定年退職後のシニア世代の活用が進んでいないことはこれらの統計からも確認できます。
少子高齢化社会において上昇し続ける社会保障給付を漸減させ、持続可能な社会を形成していくためには、年金の支給開始年次を65歳から先延ばすことが不可欠になると思われます。加えて急増するRAMPを含むシニア層の活用を推進し、多くの人が生涯現役を実現し、税金を納め、社会を支え続けていく仕組みが必要だと考えています。
ジーニアスでは労働市場を弾力的に活用することで「未来の社会構造」を豊かにすることを目的にシニア世代(RAMP)人材を活用し、労働市場を活性化させたい考えです。