店舗開発部門の立て直しプロジェクト

お客様の状況

クライアントは携帯電話販売代理店を運営する上場企業であり、M＆Aや積極的な新規出店により事業を急拡大していた。店舗運営を担う営業（SV）部門は買収した企業の人材を有効活用し盤石の体制だったが、店舗開発部門には課題を抱えていた。店舗開発は創業オーナーがハンズオンで行ってきたが、事業拡大に伴い責任者を別に据える必要があった。また、既存店舗の不動産物件の契約の標準化や、契約管理の仕組みの構築などのプロジェクトを控えていた。

当社の施策

CVS、中食、外食、ドラッグストア、調剤薬局、アパレルなど流通大手で店舗開発部門の組織長を100名強ピックアップし、成長拡大期に店舗開発部門の仕組みを構築してきた人材の絞り込みを行った。クライアントとの情報のすり合わせを行いミッションを明確にした後に該当者にアプローチし、店舗開発部門の責任者の採用に成功した。

結果

店舗開発部門では責任者着任後、業務フローの整理、情報の集約、契約の標準化などの個別の問題解決を行った。その結果戦略的な家賃減額交渉や、立地開発、M&A前の不動産物件のデューデリ、M&A後のスムーズな統合などが対応可能にとなった。着任時に同社は携帯電話販売代理店業界では15番手以下のポジションであったが、その後3年程度で売上150％成長、業界ベスト10に名を連ねる成長に繋がっている。