宮本 興志(シニアコンサルタント・入社3年目/32歳)
2013年中央大学総合政策学部卒業後、SMBC日興証券に入社。
6年間、個人富裕層と優良法人のお客様への資産運用コンサルティングに従事したのち、2019年7月ジーニアスに参画(29歳)。
人材ビジネス未経験から、金融、不動産、広告領域を担当。近年は証券会社出身の経歴を活かしたM&A人材の獲得やプライベートエクイティ/ベンチャーキャピタルの投資先経営者の獲得支援で実績を上げ、2022年4月、入社3年弱でシニアコンサルタントに昇格する。
及川 直人 (パートナー・入社4年目/34歳)
Web・ITを中心としたスタートアップ/ベンチャー領域のコアメンバー。
シード期から上場前後を中心として、自動運転やIoT、SaaS、Fintechなど旧来産業の枠組みにとらわれない最先端ビジネスやDXを推進する企業を数多く担当。
2018年4月ジーニアスに参画。事業計画に基づく人員計画策定や人事制度設計などベンチャー・スタートアップに対して人材紹介にとどまらない小回りの効いたサービスを提供。入社後、ディレクターを経て最短でパートナーに昇格。
若手コンサルタント指南役としてトレーニング、アドバイザリーを担当する。
まず、なぜ私が証券会社から転職を検討しようと思うように至ったかですが、「三方よし」のビジネスの理想を求めるようになったのがきっかけでした。
前職の証券会社は当然手数料ビジネスのため、営業として当然意識しなければならないのはどれだけ手数料を稼げるかということでした。手数料が多くなれば会社としては良い状態なのですが、お客様に対しては必ずしも幸せな状態かといえばそうとも言えないこともあります。
30代目前になり、このまま証券会社で課長、部長とキャリアを積むことに漠然と達成感を感じられるだろうかと考えました。
そんなジレンマを抱えながら営業を続けていく中で、会社としてもお客様にとってもハッピーになれるビジネスとは何だろうと考えるようになったのが転職活動を始めたきっかけでした。
ですので、私の場合はある程度、自分の理想を求める上での転職意欲が高い状態でジーニアスに出会うことになったということになります。
証券会社の仕事で株を扱うということは33業種見ることになるので、様々な業種について表面的にはある程度話ができる。その経験で三方よしで業務ができる業界って何だろうと考えた時に人材業界が候補に上がりました。
人材は会社側も候補者側もお互い合意がないと手数料が発生しないビジネスです。それが自分のやりたいことであったという点と、異業種に転職するのにあたって自分がどこまで活躍できるかなと考えました。証券もリテールなんで社長や自分より倍近い歳の人と話すことは、他の人よりうまくできるいう自負もあり、これまでの経験が生かせるのではないかという思いもありました。
ミドルとかジュニアのクラスの人材紹介だと営業的に数字を求めるために回転数が求められるの対して、エグゼクティブサーチだと3か月から半年以上しっかり時間をかけて向き会うことができるので、クライアント・候補者の方と長く寄り添える仕事がしたいと考えました。
まず、代表の三上さんと話をしたときに、この人証券会社にめちゃめちゃ詳しいなと驚きさえ感じました。僕の知らない事情なども知っていたりして。
普段からしっかりヒアリングして候補者面談も何千人もしていて、なんでも知っているんだなという印象を持ちました。なので、自分のこともよく理解してくれてるんだなという安心感にもつながりました。
ほんとにジーニアスにいるみんなが大人だなと思いました。独立して自分で考えて動いている、言われたことをやる人がいないなというのが、これまでの経験ではないことだと思いました。人材業界という漠然とした方向性は定めていたものの、人材業界の何をしたいということ以上にジーニアスの事業、人、そのものに関心を持ったというほうが正しいですね。
逆に私が業界経験者であったとしたら飛び込めていなかったかもしれません。
前の会社に比べたら人数が少ないので、もしこの会社で一生働くと考えたときに皆さんと仲良くやっていけるかなと考えたことはあります。
そのあたりはほぼ全員のコンサルタントと面接でお話できる機会があったので問題ないと思った以上に、話をさせていただく中で自分も独立した大人としてプロフェッショナルとして働きたいということを考えるようになりましたね。
給料についてはインセンティブ中心になり前職とのギャップはあるのですが、漠然とした自信があったのでそのあたりも特に気になることはなかったですね。自分の業績次第で下がるかもしれないというのも想定範囲内ではありました。理想を求めての転職だったのでそこは特に気にしませんでした。
まず、コンサル皆さんの面談に同席させてもらって、どうやってお客様と話すのかとか経験しました。空いてる時間は全部クライアントとの打合せ、候補者面談に同席していました。そこで気づいたのは、あ、これ決まったやり方無いんだということでしたね。
ジーニアスではコンサルタントとリサーチャーがペアになって業務を行うのですが、私の場合は求人の作成から候補者のリサーチまでリサーチャーの業務も含めてすべて自分でやるということをしていました。
なので三上さんと常に一緒に行動していましたのでそのプロセスについて随時フィードバックをもらうような毎日だったと思います。
代表の三上さんのプロジェクトを徐々に引き継ぐ形になったのですが、まずデジタルマーケティング領域のプロジェクトを中心に業務プロセスに慣れていきました。
また、不動産領域の営業ポジションのプロジェクトではクライアントから案件を受諾する段階から入らせてもらって、求人票作ることから推薦まですべてのプロセス、フローをやらせてもらいました。
大変だったのは、やはりすべての要領がわからいという点でしたね、まず、何がわからないのかがわからない。要領を得るまでに半年くらいはかかりましたね。
案件理解ができないことで候補者の選定精度も弱くなるし、面談数も増えず、そこは当初大変でした。
入社して5か月目に始まった新規上場を目指している広告代理店のプロジェクトを担当させていただくことで大きく成長できたと思います。
ただ要領を得るまでは決定まで40人近くの方の推薦をして、すべてがミスマッチという結果もありました。そういう時は三上さんも近くでみていてくれて「クライアントとコミュニケーションが取れていないな」という指導をいただき行動を是正しました。
経験のない分野だったので案件の理解からはじめ候補者面談をこなす中で業界の理解を深め、またクライアント担当者の方にしつこくコミュニケーションをとることでて、大きく精度が高まるようになりました。ことあるごとに直接会社を訪問して担当者の方と顔を合わせる中で細かなニーズを感じ取り理解を深めることができるようになったと思います。
決定が出ることでクライアントさんからリピートをもらうようになり、また、クライアント様から他の会社さんを紹介いただくようになったりすることで受注が増え、やっと流れに乗ることができたと思います。クライアント様にも候補者の方にも満足いただき、「三方よし」のビジネスが実現できた時の達成感はうれしかったですね。
宮本さんはとても素直で、よく質問していたのではじめから社内の人、クライアント含め良くコミュニケーションがとれていたと思います。
自分で開拓して自分で受注を取るというとこで苦労していたので、仕組み化して一緒に動きました。3つくらいのプロジェクトを受注を取るまで一緒にプロセスを組み立て実際に獲得するまで並走しましたね。
もともとコミュニケーションをしっかりとる実力は備えていたので、軌道を整えるだけで飛躍できたのだと思います。
人の人生を左右する仕事ということで大きな責任が伴います。その責任を背負う覚悟は必要だと思います。その中でプロを目指す姿勢は確実に必要な条件だと思います。