人材紹介会社入社予定の方のインターンを募集します。

  • 人材紹介会社入社予定の方へ

    ジーニアスで3回目となりますが、2017年4月に人材紹介会社入社予定の学生のインターンを募集いたします。
    大学卒業の単位取得においては特段問題のない方を希望します。卒業が危うい方はアルバイトなどせずにしっかり勉強をして、単位を取得して無事に卒業・就職して頂きたいと考えています。
    期間は~2017年2月までを予定しています。卒業前の1か月は思い切り遊んでください。就職した後は1か月ものまとまった休暇はほとんど取得不可能ですので、社会に出る前に最後のバカンスを楽しんでください。

    プログラムの発足した背景

    昨今、就職市場は空前の売り手市場であり、金融、商社、製造業、ITなどいずれの業界も採用枠を拡大しています。
    そんな中で敢えて人材業界を就職先に選んでいただいた希少な学生の方々ですが、私の肌感覚だと1年で10~20%が転職され、3年生存率は60%程度と思います。

    多くの企業では何故かビジネス経験豊富なベテランではなく、新卒が新規開拓のテレアポやら飛び込み営業に勤しみます。
    このテレアポ意味あるんだろうか?この飛び込みって・・・という疑問から1年以内に10~20%が離脱します。
    またいつまでも顧客の採用支援していて良いのだろうか?ユーザーサイドで企業にコミットメントして仕事がしたい、といって2年目以降に事業会社人事系に続々と転職します。
    加えて、5年目以降も「人材ビジネス続けてきたけれど、私のスキルって何だろう?営業とストレス耐性以外ない!」と悲観して、異業種に移る方も多いのです。

    エージェントは、その人選によってクライアント企業の命運を左右したり、求職者の人生はどうにかしてしまう可能性がある仕事です。
    人材を評価する眼を養うこと、またクライアントに対して価値ある提案は一朝一夕にはできず、良い仕事をするにもそれなりに時間がかかります。
    概ね5年以内に人材業界を去る方は、その醍醐味を知らないままに失望して卒業されることが多いのではないか?と感じています。
    私は、せっかく優秀な人材が入ってきても、毎年のように繰り返される上記現象を多少なりとも改善したいと考えています。

    当社では一般企業への就職を検討されている学生を毎年複数名インターンとして受け入れて、大学在学中より様々な業種・職種を理解し、自らの進路選択に生かすためのプログラムを運用しています。
    こちらのプログラムは運営開始して3年強が経過しますが、模擬面接やES添削、企業調査・業界比較手法の習得などを支援しています。
    概ね希望する企業に就職されている様子であり、それなりに学生の皆さまにはご満足頂いているものと考えています。

    個別事案に目を移すと、一昨年は佐藤優一君(現JACリクルートメント)、昨年は高坂将大君(現パソナキャリアカンパニー)が6か月~1年程度のインターンを経て、人材紹介会社に就職しています。
    これまでは敢えて人材紹介会社に就職予定の学生や、人材ビジネス志望の高い学生のインターンを受け入れてきた訳ではないのですが、2年連続で人材業界に卒業生を送り出す結果となりました。
    人材業界は内定者は当然入社前もアルバイトで活用するものと思っていましたが、意外と学生アルバイトの受け入れは少ないようです。
    そのため本年度からは、毎年1人、人材紹介会社入社予定の方に、エージェントの心得を教えるプログラムを運用したいと考えています。

    具体的なプログラム、身に付くスキル・経験

    1.バンク型人材紹介のイロハを学ぶ

    この仕事の基本はマッチングです。そのために必要なスキルを身に着けて頂きます。

    (1)求人票を正確に作成すること

    これが意外とできない人が多く、分業型の営業だと生命線です。

    (2)スカウトメール・レターの文面作成

    対面の出たところ勝負に自信がある方も、エントリーがなければ話になりません。また自社採用ではないので、時間かけすぎても投資対効果が低い。

    (3)マッチング能力向上

    結局バンク型人材紹介は等しく同じDBを全国のエージェントが活用しており、情報は水平化されています。
    同じDBでも決められる人、決められない人の違いはこのマッチングセンスです。
    キーワードマッチングが一番センスが分かれるところですが、こちらを中心にトレーニングします。

    2.スカウト型の人材紹介とは

    こちらはダイレクトマーケティングに近い概念ですが、一度やってみないとわかりません。

    (1)スカウト対象企業、部署の抽出

    様々な業界を担当しますが、一定水準の産業理解がないとピックアップができません。

    (2)スカウト対象者のロングリスト作成

    オープンソースだけではなく、クローズドないくつかの情報リソースを活用してロングリストを作成します。
    最もコア部分は従業員が行うので、周辺部分が中心です。

    3.人材紹介のインフラ整備

    データベース関連です。人材ビジネスは仲介業ですので、DBインフラが正しく効果的に運用されることが、中長期の商売の是非を決めます。

    (1)正確な情報の蓄積

    クライアント企業、求人、キャンディデイトDBに正確な情報を入力しする。
    特にキャンディデイトの面談後の評価情報の入力では、人材を評価するポイントを学んでいただきます。
    必要に応じて面談に同席することも検討します。

    4.集客・マーケティング

    対法人、対求職者双方の集客の基礎が身に付くはずです。

    (1)外部媒体を活用した求人エントリー獲得

    恐らくバンク型紹介会社の生命線が外部媒体からの集客です。但し、意外と頑張っていない会社が多く事業ロスしていると思います。
    コツコツ地道な仕事ですが、今後はこの集客マーケできる人材は間違いなく市場価値が上がります。

    (2)コーポレートサイト他のWEBマーケティング全般

    当社のマーケティング・PRの責任者が直接指揮命令します。WEB広告のROIは1000%を記録することもある業界NO1と仕事ができます。

    (3)アポ率30%くらいの新規開拓

    当社はインバウンドで毎年150社程度の新規の法人お問合せを頂いており、営業活動はほとんど行っていません。
    時々アウトバウンドの営業もしますが、効率は極めて良いです。
    在籍期間中にその期間があるかどうか?ちょっとわかりませんが・・・

    5.卒論

    最後1か月は「人材ビジネス」に関して、まとまった論文を制作していただきます。

    一昨年は「人材紹介業の動向、大手・中小人材紹介会社の今後とは ~過去-現在-未来から分析~
    昨年は「人工知能が人材紹介業にもたらす未来~人工知能との付き合い方~」という大作がリリースされました。

    多くの業界関係者に読まれて、様々な反応があったと思います。
    新卒入社する前に、業界全体を俯瞰する眼を持つこと、入社予定の会社も含めて客観的に評価することは、盲目にならないためには必要であろうと考えています。
    また、ビジネスマンとして何か目的意識をもって、社会人として羽ばたいて頂きたいと考えています。

    *補足
    なお、当社は基本的には新卒採用を本年度も、将来的にも予定していません。入社希望の方は予めご遠慮ください。
    最も就活市場が崩壊して、どこにも就職できないインターンが発生した場合などは別途考慮します。

    応募資格

    1.2017年4月に人材紹介会社に新卒入社を予定している方
    2.無理なく通勤できる方(大学、自宅が麹町・半蔵門まで30分程度など)
    3.週3回以上勤務可能な方(余り少ないと、教えられません)
    4.大学の卒業単位に特段問題を抱えていない方

    ご希望の方はこちらのエントリーフォームからご応募ください。

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